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リフォームの難しさ

『スミツグ家』の写真

今日、行田で進行中の案件で棟梁をしてもらっている大工さんが、3時の休憩の時

「ちょうどInstagram見てたところだよ!」と。


見てもらっているならと、前にやってもらった物件をUP。

先日インスタにUPした『光芒の家』がお兄さんのお家で、こちらはご実家のリフォームですが、


新築にしておけばよかったなんて思わせない出来にしなければと、

こちらも良い出来になったのではないでしょうか。


ですが実際、

現場は、新築の比にならない難しさ。


新築は、水平な線を引けば水平になるのですが、

リフォームは、

既存の床が斜めだったら、どうやって真っ直ぐにするんだろうかと。

柱が傾いている時、骨組みが弓なりな時、

どうやったら上手くおさまるのか、

大工さんの経験と対応力に助けられ多くを学びました。



既存と向き合う必要のあるリフォームは、

真面目にやると結構難しい部分があり、

最近、リフォームはやらないというメーカーがあるのもよく理解できます。

多分、できないんですよね。


表面だけ綺麗にするのは誰でもできるかもしれないですが、

根本治療するには技術が必要。


住宅ストックが増えている世の中、

そんな技術がある人がどれだけいるのか。


リフォーム業者に頼めば、

自分たちの出来る範囲の提案しかしない…。

難しい、めんどくさい方法は提案しない。。



大切な建物を残したい、

新たな形で、思い出を継ぎたい、

そんな選択をする時には、

もしかしたらその技術を持っていて、

それができる大工さんや工務店を知っている

建築家に頼むのが一番の方法なのではないかと

思ったりします。



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