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執筆者の写真イタガキ

空間のカタチ

工事中の北本のお家。


屋根の構造体がそのまま仕上げになるお家なので、屋根が出来上がると

もう空間の輪郭が見えてきます。


室内側から

家の構造が見えてくるような作り方の空間は、

表面的なデザインだけでなく


家全体の構成や、

その部屋が、家全体のどこに位置するのかを

その仕上げから感じることができる気がします。



見えているものだけでなく、家全体を感じるということが、

感覚的な空間の広がりを作ってくれるということを

学ばせてくれたのは、

高校生の時に見た、

安藤忠雄さんの東急東横線の渋谷駅。


大きな卵形の構造体のどこかに居るわけですが、

見えているのはその壁面の一部。


ただ、その球面の一部から、自分がどこにいて、

全体のボリュームがどの程度のものか想像がつくことがすごいなと感じたものです。


見えているもの以上のものを補完して想像する、

人間の脳の仕組みをよく理解して利用すると、

空間をより広げてくれるのだということを

自分なりに消化して、

空間づくりに活かせたら面白いですね。



3/25.26(土.日)に構造見学会を行います。

ご予約制なので、ご興味ある方はDMなど、ご連絡ください。


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